肋間神経痛・坐骨神経痛

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- 肋間神経痛・坐骨神経痛 -

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            -肋間神経痛-


 胸髄から出た12対の胸神経の前枝が肋間神経です。12

 対の肋骨に沿って走行しています。上腕内側と胸部及び腹

 部に分布していますが、この12対の神経が何らかの原因

 で障害されますと痛みを誘発します。この突発性の痛みを

 肋間神経痛と言います。痛みは通常片側に限り神経の走行

 に沿って帯状に発現します。


 
       
-坐骨神経痛の原因・椎間板ヘルニア -


 
坐骨神経は臀部と下肢の筋肉の運動や、下肢の外側の

 足の近くを支配する神経ですが坐骨神経痛はこれ以降の

 図に示しますようにいくつかの原因により坐骨神経が

 障害されて痛みを誘発することにより発症します。

 左図に示します椎間板ヘルニアは坐骨神経痛の中で最も

 多い原因となっております。椎間板ヘルニアは椎体と

 椎体の間にある椎間板が正規の位置からずれて坐骨

 神経を圧迫する事により発生します。


      
 椎間板は椎骨と椎骨の間にあり、クッションの役割を果たしている。椎間板の組織が加齢で衰えたり外からの衝撃な

 どで椎間板に断裂や亀裂が入るとそこから内部の組織が飛び出した状態(ヘルニア)となる。ヘルニアが圧迫する部

 位により症状も異なり神経根の場合は首から肩、腕にかけての激しい痛みや痺れ、手指の運動障害など、脊髄であれ

 ば手足の痺れ、歩行障害、排尿障害などが起きる。横浜労災病院脊椎脊髄外科の三好医師は「首に過度の負荷をかけ

 続ける仕事も原因になる。例えば長時間、上を向いて作業するブドウ農家や重いヘルメットをかぶってうつむき姿勢

 で働く工場関係者に多い。スポーツではヘディングの強い衝撃を反復的に受けるサッカー選手などに重い症状を多く

 見かける」と述べている。神経の集中する部位の手術の場合は脳外科手術並みの医療体制が必要になる。


       -坐骨神経痛の原因・馬尾神経腫瘍-


 下肢の運動や知覚を司る坐骨神経は人体内で最長の仙骨神

 経叢から出て大坐骨孔を通り、臀部、大腿後面をほぼ垂

 直に下降、下肢の筋、皮膚に分布します。


 類似する病気に紹介されております馬尾神経腫瘍は
馬尾神

 経と呼ばれる部分に腫瘍が出来てしまい、神経が圧迫され

 るために起こります。

      -坐骨神経痛の原因・脊柱管狭窄症-

 
 腰部脊柱管狭窄症という病名は、なじみの薄いものかも知

 れませんが、坐骨神経痛という病気の原因となる疾病です

 。腰部脊柱管狭窄症(坐骨神経痛の原因疾患)は、腰部の

 背骨の中の神経の通る脊柱管が狭くなり、馬尾神経や、神

 経根が圧迫され痛みを生じる病気です。筋力低下や、知覚

 麻痺を伴います。



 脊柱管狭窄症は先天性のものや、加齢が原因で起こるもの

 です。骨棘と呼ばれる骨の形成により、脊柱管を狭窄し、

 馬尾神経を圧迫する事や、黄色靭帯の肥厚がやはり脊柱管

 を狭窄する事により馬尾神経を圧迫して痛みを誘発させま

 す。


 * 腰部脊柱管狭窄症と慢性腰痛;慢性腰痛の大半は原因不明とされておりましたが、近年の研究で、高齢者では腰部脊

 柱管狭窄症が慢性腰痛の主因である可能性が強いと報告されております。これは診断基準が十分な状態ではない実情

 がありますが、「東北腰部脊柱管狭窄症研究会」では海外からも注目されている自己診断問診票を開発、発表しておりま

 す。発症の危険因子はストレス、うつ、喫煙などの要因も絡んでおり、 手術を受けても改善しないケースでは、心理学的

 な要因も考慮に入れる必要があります。 これらの集学的な治療により、 寝たきりの患者さんも歩けるまでに回復できる、

 60%の患者さんが社会復帰しているとしております。



 
10項目の質問@太ももからふくらはぎやすねにかけて、しびれや痛みがあるAしびれや痛みはしばらく歩くと

 強くなり、休むと楽になる Bしばらく立っているだけで太ももからふくらはぎやすねにかけてしびれたり痛く

 なるC前かがみになると、しびれや痛みは楽になる Dしびれはあるが痛みはないEしびれや痛みはあしの両側

 (左右)にある F両あしの裏側にしびれがある GおしりのまわりにしびれがでるHおしりのまわりにほてり

 がでるI歩くと尿が出そうになる

 *1〜4番の項目すべてが当てはまる場合。*1〜4番の項目の1〜3つが当てはまる場合には、5〜
10番の項

 目の2つ以上が当てはまる場合。
腰部脊柱管狭窄症の可能性が高いと判断されますので、整形外科受診を勧め

 ます。





 *
 下肢の痺れは、腰部脊柱管狭窄症以外にも多くの原因が考えられます。脳、脊髄、末梢神経レベルの障害、末梢循環障

 害などがあり、末梢神経障害の原因には、関節リウマチなどの膠原病に伴う欠陥神経障害、帯状疱疹などの感染性神経障

 害、アルコールや薬剤による薬剤性神経障害、糖尿病、尿毒症やビタミンB1B12欠乏による代謝性神経障害、足根管症候

 群などの圧迫、外傷性神経障害などがあります。治療法は当然の事ですが、原因により異なります。これらの疾病の合併が

 無いかも確認しなければなりません。腰部脊柱管狭窄症は、坐骨神経痛になったり、経過とともに下肢の筋肉が痩せ、力が

 入らなくなります。また、膀胱機能の障害をきたしたり、排尿が困難になったりしますので、主治医ともよく相談しなければなり

 ません。



 * 脊柱管狭窄症は腰椎の後ろの神経の通り道である脊柱管が狭くなり、長時間歩くと辛く、足や腰がだるくなります。この腰痛

 の原因には、筋力低下もあります。腰を支える腹筋や背筋が衰え、腰の安定性がそれにより低下してしまいます。その結果痛

 みが出やすくなるもので、急性期には注射や、薬物治療、安静、コルセットなどで対応します。その急性期を過ぎ、痛みが和ら

 ぎましたら、腹筋や背筋を少しづつ強くするための運動習慣(歩行、水中歩行、ダンベル体操などご自分にあった方法を選択し

 てください。)を身に付ける様に心がけましょう。運動開始当初は休みながらでも問題ありませんね。勿論、習慣づいてからでも

 休みながら行っても良いですね。ご自分にあった適切な方法を選択なさって下さい。




 脊柱管狭窄症に内視鏡手術

 腰や脚が痛む進行した脊柱管狭窄症で適用されていた手術療法が、内視鏡を使う手術で、痛みや出血も軽度で入院も1週

 間程度で済むという朗報があります。脊柱管狭窄症の手術は症状の軽重に応じて、牽引や温熱療法などの理学療法、薬物

 投与による保存療法、圧迫されている神経を麻酔薬で遮断する神経ブロック療法が行われています。症状の酷いケース(

 神経麻痺、両脚麻痺、膀胱・直腸障害など)ではこれまでは腰部を切開する椎弓切除術が一般的でしたが、内視鏡を使用

 する手術では全身麻酔の後、腰部を直径2p程度切開して金属管を挿入しその中に入れた内視鏡で患部を確認しながら、

 神経を圧迫している骨や靭帯を削ります。痛みや出血が少なく手術翌日から歩行できるという。この手術は100%完治

 するという事ではないが、間欠ハ行の症状の改善による感謝は多く寄せられているといいます。また、この手術は技術が

 必要で手術時間がかかる事、狭窄箇所が3つ以上とか、骨のズレや変形が大きかったリする場合は難しいという問題点も

 ある。



-坐骨神経痛の原因・脊椎(腰椎)分離症脊椎(腰椎)すべり症-


 左図のように何らかの原因で脊椎の上下の関節突起の間で

 骨が分離してしまいますと、その上の椎骨がゆがみ、すべ

 りをおこしやすくなります。椎骨が前方に滑ってしまった

 結果神経を圧迫して痛みを誘発させます。
 
 * 腰椎すべり症の特徴;腰掛けて休むと良くなり、自転車では何処までも行ける程であり、腰部を前かがみにしますと、改善する

 特徴もあります。



    -坐骨神経痛の原因・変形性脊椎(腰椎)症-


 加齢に伴い骨棘は様々な部分に発生し、障害を招いていま

 すが、脊椎の椎体辺縁部に出来てしまった骨棘のために神

 経が圧迫されてしまい、痛みを誘発します。
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